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一億円の犬/佐藤 青南【レビュー】

★★★★

誘拐ものだと思っていたら全く違った。

SNS上で<保護犬さくら、港区女子になる>の漫画を投稿する梨沙が主人公。
六本木のタワマンに住みダーリンは高級官僚、財閥の血筋で大学時代はミスキャンパス。
だがその実態は…。

いけすかない主人公だが、書籍化のオファーが来た事で舞い上がり、年収一億円を夢見て、嘘を誠にする為に動き始める。

嘘で塗り固めた彼女が騙される側に回ったり死体を発見したりと、まさにジェットコースターサスペンス。

とんでもない展開ではあるもののリーダビリティの高さで一気読み。

最後の場面は涙腺が緩む。
面白かった。




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