わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

雨の中の涙のように/遠田 潤子【レビュー】

★★★★

ドラマティックの一言。

8話収録の連作短編集、全編に共通して描かれるのは堀尾葉介と雨。

容姿端麗で俳優としての才能にも恵まれ非の打ちどころがない葉介。
葉介との一期一会の出会いによって登場人物達の人生に変化が訪れる。

人は誰しも外から見ただけじゃ本質は分からない。
いつも笑顔で幸福そうに見えても心の底では苦しみを抱えていたりする。

霧雨、小雨、大雨、ゲリラ豪雨、登場人物達の心情が様々な雨の表情と重なり、胸が締め付けられる思いだった。

葉介自身の心に絶えず降り続いていた雨も今は止んで、美しい青空が広がっていると信じたい。




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