わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

いつもの木曜日/青山 美智子【レビュー】

★★★★

大人の絵本のような愛らしさ。

田中達也さんのカバーは勿論、12色で彩られた全てのページデザインが美しく、見ているだけで贅沢な気分になる。

『木曜日にはココアを』のスピンオフ12編と特別掌編が収録された本作はマスターのひとりごとからスタート。

その後に続くワタル、朝美、えな、泰子、理沙、美沙子、優、ラルフ、シンディ、アツコ、メアリー、マコを主人公にした12の物語は、どれも優しさのエキスが心の柔らかい場所に染み込んで来るようだ。

なんでもない日常の中にも幸せの芽は潜んでいる。

いつもの木曜日はきっと誰かの特別な木曜日。




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