★★★★
ヤバイ、どうしよう。
シリーズ第二弾まで距離を取っていた城塚翡翠。
本作で完全に彼女の虜になる。
全世界の女性を敵に回しかねないユルフワあざと女子、てへぺろうっかりさん・翡翠。
一話の『生者の言伝』でも、そのたぐいまれなる魅力を存分に撒き散らし15歳の少年を釘付けに。
やれやれと思っていれば次の二話『覗き窓の死角』で、彼女の内に秘める孤独を知り、正義や正しさを貫く姿に感動する。
倒叙ミステリならではの、犯人と翡翠のスリリングなやり取りに興奮し、思いも寄らぬトリックと真相に騙される喜びを感じた。
余韻が残るラストも好き。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞