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群さんが20年前、マンションの片隅で保護した子ネコ、しいちゃんとの日常を描いたエッセイです。
子供の頃から犬飼いの私にとって猫との生活は新鮮に感じました。
キャットフードの懐石食い、爪切り問題、湿度問題etc
群さんとしいちゃんとの関係性も面白く、その姿が目に浮かび微笑ましかったです。
ただ同じエピソードの繰り返しが多く、最初から最後まで同じテンポで語られていて全く起伏がないので、エッセイと言えども盛り上がりに欠けて中盤以降は退屈な感じになってしまいました。
御年19歳と言う事で、元気で長生きして欲しいなと思います。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」