★★
「均された世界」「穏やかな人々」「絵の中の女」「理想の街」
「本当の家族」「回収日」「墓」「灰色の雪」
8話収録の連作短編集。
全ページ数が109ページとかなり薄い小説なので1話1話は結構短い。
全話に共通しているのは『入れ替わり』
うーん、正直良くわからない。
豆腐屋、鮮魚店、米屋、洋服屋等が並ぶ昔ながらの商店街近くで暮らす人々。
リアリティがあるようで、いつの間にかどんどん人が入れ替わって行く。
昨日の夫が今日の夫じゃない。
喜びも悲しみも絶望も希望もない<穏やかで均された世界>って?
SFの様であり哲学書の様でもある。

幼少期から本が大好きな四つ葉と申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。