★★★★★
面白かった。
『ガラスの仮面』買ってた!『ベルばら』はアンドレ推しだった!なんて思いながら楽しく読み進めた。
主人公は東京でバリバリ働いて独身のまま定年を迎えた可南子。
地元で開かれた同窓会がきっかけで中学時代の友人・芳美の住む一軒家で共に暮らす事になる。
芳美の家のリビングには巨大な本棚があって漫画本がびっしり。
可南子と芳美に加え、近所に住む香織、不登校の少年・詠人とヤギのユキくんとの緩くて温かい日常が描かれる。
心に寂しさを抱えた皆が程良い距離感で相手を思い遣る姿にジンと来る。
笑って泣けて元気を貰える還暦小説。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞