わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術/村井 理子【レビュー】

★★★

エピローグに「本書はぜひ、ふて寝しながら読んでください。ソファに寝転んで、リラックスして読んでいただいたら最高です。」とある。
仰せの通り、その通りの姿で読んだ。

村井さんの作品を読むと、生きているだけで幸せなのだと実感する。

高3でお父様を亡くされ、お母様は認知症と膵臓癌を併発され死去。
村井さん御本人も心臓弁膜症で手術、その一年後にはお兄さんが突然死。

たくさんの困難を乗り越えて来られた村井さんだからこそ、紡がれる言葉に説得力がある。

人生色々、良い時ばかりじゃないけれど前向きに生きるヒントが詰まったエッセイ集。




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