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男と女:恋愛の落とし前/唯川 恵【レビュー】

★★★

事実は小説より奇なり。
作品に登場する12人の女性たちの恋愛はどれも波乱に満ちている。

他人の男を奪い続ける44歳、経済力重視で三度離婚した38歳、長い不倫の末に現実に気づいた43歳、何不自由ないのにPTA不倫に堕ちた51歳、余命1年で夫と友人の不倫を知った74歳など。

36歳から74歳まで12人の女性が語るリアルな恋愛模様は、数多の恋愛小説より濃くて生々しい。

共感出来ない女たちに悶々としていると、唯川さんの辛辣で的確な言葉に胸がすく。

浮気も不倫も未経験な私だが、男と女の本音が満載で人生の指針になりそうな一冊。




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