★★★
「ブータンの歌」「カモメの子」「垂直のリンダ」「黄昏のストレンジャー」「花束のわけ」「母の歌」
6話収録の連作短編集。
中学時代に豚みたいに太っていた事から『ブータン』とあだ名を付けられた丹野朋子の物語。
思春期の多感な時期にそんな理由でブータンと呼ばれるようになった彼女。
普通だったら嫌で堪らないはず。
けれどブータンはめげない。
“世界一幸せな国”として広く知られるブータン王国のように自分も世界で一番幸せ度の高い人間になろうと決意する。
女子あるあるを随所に織り交ぜながら女同志の関係性や友情について考えさせられる。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。