★★★★
北条葬儀社を舞台にした五話収録の連作短編集。
癖の強い社員達が、故人が遺した謎を解明していくミステリー。
一話完結ごとに真相が明らかになりスッキリとした気持ちで読み進めていくと最終話で衝撃的な展開が待ち受ける。
社員の不審死?
犯人は誰?
それまで見ていた景色は一変。
社員達の印象はガラリと覆され何の疑いも持っていなかった自分の甘さに気付かされる。
二転三転からの犯人の正体判明。
そして犯行の理由に驚愕。
葬儀の在り方なんぞを考えながら読んでいたらとんでもなかった。
『ざらり』とした結末だが、これぞ大どんでん返し。
やられた。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。