★★★
「昼顔」はドラマを見ていたものの映画は鑑賞していないので
紗和と北野のその後が気になりこの本を手に取りました。
ドラマは欠かさず観ていたので、紗和(上戸 彩)と北野(斎藤工)
そして北野の妻、乃里子(伊藤 歩)の姿が絶えず脳内映像で動いていました。
3人の気持ちの揺れ、喜び、嫉妬、猜疑心など心理描写が丁寧に描かれており
特に中盤以降の展開は目が離せず一気読みでした。
「好きになった人にたまたま妻や夫がいただけ」とは良く耳にするセリフだけれど
不倫の代償、それによって必ず傷つく人がいる事をしっかりと考えなければならない事を改めて思い知らされました。
終盤では結末が予想出来た物の、やはり悲しみが残るラストは余韻が残りました。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。