わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

清く貧しく美しく/石田 衣良【レビュー】

★★★

非正規社員の堅志・30歳とパート社員として働く日菜子・28歳。

お互いをちゃんと褒め合うと言うルールの中、慎ましくも穏やかに過ごしていた二人だったが堅志に正社員登用の話が持ち上がり、そこへ元カノの登場。

日菜子の前にも新たな男性が出現し平和だった暮らしにさざ波が立ち始める。

豊かな生活をする為に型に嵌まる事が絶対だとは思わないし、したくても出来ない人がいるのは理解出来る。

けれど終始悶々とするのは二人の事なかれ主義な姿が見え隠れするから。

レジでのクレーマー事件一つ取っても私は板垣の方に惹かれ生きている実感が湧く。




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