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「南の十字に会いに行く」「星は、すばる」「箱庭に降る星は」
「木星荘のヴィーナス」「孤舟よ星の海を征け」「星の子」「リフトオフ」
星を愛する人々を描いた7話収録の連作短編集。
笑って、泣けて、時に怒れて、心がゆらゆらと揺れまくる。
人間関係は難しい。
家族でも分かりあえない時がある。
個々の物語は、どれも沁みるけれど、最終話のあっと驚く素敵なサプライズに、心の中が再び温かいもので満たされていく。
点と点が繋がって1本の線になるように、7つの物語が組み合わさって、北斗七星の形を成した時、なんとも言えない幸福感に包まれる。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。