わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

空をこえて七星のかなた/加納 朋子【レビュー】

★★★★★

「南の十字に会いに行く」「星は、すばる」「箱庭に降る星は」
「木星荘のヴィーナス」「孤舟よ星の海を征け」「星の子」「リフトオフ」
星を愛する人々を描いた7話収録の連作短編集。

笑って、泣けて、時に怒れて、心がゆらゆらと揺れまくる。

人間関係は難しい。
家族でも分かりあえない時がある。

個々の物語は、どれも沁みるけれど、最終話のあっと驚く素敵なサプライズに、心の中が再び温かいもので満たされていく。

点と点が繋がって1本の線になるように、7つの物語が組み合わさって、北斗七星の形を成した時、なんとも言えない幸福感に包まれる。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)