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競歩王/額賀 澪【レビュー】

★★★

「競歩」が作品の要となっているが、主人公は天才高校生作家の触れ込みでデビューした榛名忍。

大学生になり作家として思うような結果を残せず燻っていた忍が、リオ五輪ハイライト番組で競歩の結果を目にした所から物語が展開する。

箱根駅伝の夢を諦め、競歩に転向した八千代篤彦との出逢い。

始めは気まずかった二人が競歩を通して少しづつ心を通わせ、互いの夢へと突き進んで行く。

ストーリー展開に目新しさはないが、今まで地味な印象しかなかった競歩と言う競技の過酷さや、厳しいルールやペナルティなど知る事が出来たのは有益。

読後感は爽やか。
来年のオリンピック、競歩を見るのが楽しみになった。




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