★★★★
NHKで放送された『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』の原作本。
ドラマの方を先に見たが改めて本作を読むと、ドラマが原作に沿って忠実に丁寧に描かれていた事に感動する。
中年男性のパートナーがいる同性愛者の男子高校生・安藤純が主人公。
男性を愛する純だが異性を愛し、子を成し、家庭を築きたい気持ちもある。
読みながら「普通」の意味をずっと考えさせられる。
100%同じ人間なんて存在しないし、他人から見れば些細な事でも当人にとっては凄く大きな問題だったりする。
自分と異なる「普通」だって、それを受け入れる事の出来る自分で有りたいと強く思いながら読了。

幼少期から本が大好きな四つ葉と申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。