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一番好きな作家、小池真理子さんの長編小説です。
最初から最後まで幾度となく泣かされます。
自分の父はこの小説に登場するパーキンソン病とは異なる病でしたが何度も自分の父を想い出し辛く、悲しく、そして泣けました。
いつもながらの丁寧な文章で一字一句読み漏らす事がない様にじっくり読みました。
最後の著者の短いあとがきを読んでそこで絶句しました。
著者のお父様がモデルであったと知り、更に感慨深い気持ちになりました。
読んでいる間、フィクションの様でありながらも、どこか実在する物語の様な感情に陥ったのも納得が行きました。
本当に素晴らしい作品です。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。