わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

若葉荘の暮らし/畑野 智美【レビュー】

★★★

主人公は洋食屋「アネモネ」のバイト店員、望月ミチル・40歳。

コロナ感染症の影響を受け収入が激減。
友人の紹介で40歳以上、独身女性限定のシェアハウス『若葉荘』に転居する事を決意。

大家兼管理人のトキ子(80代後半~90代)と50代の美佐子と真弓、同世代の千波と幸子、6人の同居生活が始まる。

この年代ならではの悩み、貧困や将来への不安、孤独などをテーマに、女性の生き辛さがリアルに描かれ共感する。

若葉荘の様に安心して暮らせる場所が全国に広がれば良いなと思う。

迷える女性達の現実と日常を丁寧に掬い上げた女性応援小説。




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