わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

海の教場/吉川 英梨【レビュー】

★★★★★

正義仁愛の精神ここにあり。

ああ凄く良かった。
泣いて笑ってまた泣いて。
感情が激しく揺さぶられる物語だった。

主人公は、海上保安学校で教官を勤める桃地政念。
身長163㎝、メタボ体形で短足、おまけに髪も衰え気味。

でも読み進むに連れ、その人間性にどんどん惹かれていく。

余命一年の診断を受けた女性への優しさと深い愛情。
自分の教え子達へ向かう熱い想いに何度も涙腺が刺激された。

常に死と隣り合わせ、命懸けの過酷な現場の中で、挫折を経験し悩み葛藤する生徒達。

どの子達も愛おしくて堪らない。
みんなの未来を心から応援する。

頑張れ!!

※127頁 12行目 誤・卒業式会場 正・入学式会場




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