わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった +かきたし/岸田 奈美【レビュー】

★★★★★

好き、とても。

「はじめに」で泣いて、一穂ミチさんの「解説」で泣く。
泣いて笑ってまた泣いて顔が忙しい。
表情筋は確実に鍛えられた。

沢山の辛い経験をされた岸田さん。
何度も涙を流して来られたんだろうと書かれていない部分を想像し胸が詰まる。

そんな岸田さんが紡ぐ言葉は愛に満ちている。
カメラマンの幡野広志さんの言葉も刺さりまくる。
本の中から「なんくるないさ~」「ケンチャナヨ」などの励ましの言葉が今にも飛び出して来そう。

元気な人も心が折れている人も手に取って欲しい。
文章の端々に散りばめられた優しさに触れれば笑顔になれる。




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