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そして、ユリコは一人になった/貴戸 湊太【レビュー】

★★★★

第18回『このミステリーがすごい! 大賞』、U-NEXT・カンテレ賞受賞作品。

デビュー作品にしてリーダビリティが高く最後の1頁まで面白かった。

主人公は私立百合ヶ原高校に入学した矢坂百合子。
この高校には「ユリコ様伝説」があり、ユリコという名を持つ生徒は超常的な力で守られるが、ユリコが二人以上いた場合は一人だけに淘汰されて行く。

その伝説をなぞる様に不可解な出来事が続く。

真相が気になり読み進めると途中である事に気が付くのだが、明かされた真実以上に驚きの結末が待っていて終盤の怒涛の展開にやられた。

最後の1ページでタイトルに頷く。




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