わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

枕女王/新堂 冬樹【レビュー】

★★★

332ページの長編で最近あまり見なくなった二段構成の作品です。

二段組に加えてフォントも小さく、内容もかなりヘビーではありますが
テンポの良さと軽快な文章ゆえに読みやすいです。

主人公は地下アイドルグループ「ショコラ」のメンバーにして、自分の「全て」を使って芸能界のトップを目指す未瑠と未瑠に対して執拗な中傷を続ける渋谷のギャル樹里亜。
この2人の目線で交互に物語は展開して行きます。

今までたくさんの小説を読んで来ましたがこれまでの登場人物の中で樹里亜の父親はずば抜けて卑怯極まりない人物で、途中あまりにキツ過ぎて読むのを中断しようかと思いつつこの2人の少女の行く末が気になりなんとか読了しました。

未瑠VS樹里亜の物語だと思いながら読んで行くと途中で良い意味で裏切られ、少女達の心の奥底に潜む闇が露わになり、更に結末が気になります。

誰一人として共感出来る人物がいないけれど、興味深く読めた作品。




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