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復讐の協奏曲/中山 七里【レビュー】

★★★★

12ヶ月連続刊行企画第11弾で御子柴礼司シリーズ第5弾。

御子柴の事務所に届いた800通を超す懲戒請求書。
その発端となったのは“この国のジャスティス”を名乗るブログ主。

ジャスティス=正義を名乗るのなら匿名ではなく正々堂々、本名を使うべきとまず思う。
ジャスティスに扇動された多くのネット民の悪意に怒りを感じる。

それと並行して起きた殺人事件。
容疑者として逮捕されたのは御子柴の元で働く事務員・日下部洋子。

洋子の過去を紐解きながら解決に向かっていく展開に惹き込まれる。
御子柴礼司の魅力満載で、人間ドラマとして堪能した。




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