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帝都地下迷宮/中山 七里【レビュー】

★★

著者デビュー10周年記念、12ヶ月連続刊行企画第2弾は「鉄道」ミステリー。

タイトルと装丁から重厚なミステリーを期待していたがミステリー要素も弱く、良くも悪くも軽いタッチの印象を受けた。

主人公は区役所で生活保護申請を担当する公務員・小日向巧、26歳。
鉄道オタク、特に廃線マニアの小日向がグレーチングを外し地下に潜った先で100人以上の謎の集団に出逢う事から物語は展開する。

冒頭は興味を惹かれたが突如起きた殺人事件の展開もあっけなく、集団の正体が解り、大きな問題を孕んでいる割には中途半端感が拭えない。

次作に期待。




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