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著者デビュー10周年記念、12ヶ月連続刊行企画第2弾は「鉄道」ミステリー。
タイトルと装丁から重厚なミステリーを期待していたがミステリー要素も弱く、良くも悪くも軽いタッチの印象を受けた。
主人公は区役所で生活保護申請を担当する公務員・小日向巧、26歳。
鉄道オタク、特に廃線マニアの小日向がグレーチングを外し地下に潜った先で100人以上の謎の集団に出逢う事から物語は展開する。
冒頭は興味を惹かれたが突如起きた殺人事件の展開もあっけなく、集団の正体が解り、大きな問題を孕んでいる割には中途半端感が拭えない。
次作に期待。

幼少期から本が大好きな四つ葉と申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。