★★
インパクト大のタイトルにグロい装丁、今回も真梨幸子ワールド全開。
西早稲田の公園でホームレスの女性が遺体で発見された。
被害者は57歳の公賀沙知、通称さっちゃん。
犯人は間も無く逮捕されるが、さっちゃんの死の真相を求めフリーターの女性が動き出す。
昭和時代の世相を随所に取り入れながらゲスでコメディチックな筆致は健在。
さっちゃんと関わって来た人達が一枚のパズルを完成させるように登場しては少しずつその穴を埋めていく。
終盤では二つのサプライズが待ち構える。
さっちゃんを死に至らしめた元凶が判明するとその悪意に怖気が走る。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞