★★★★
物語の舞台は、長野県の奥まった雪深き森に燦然と輝く硝子の塔。
ミステリーを愛する大富豪・神津島太郎の呼びかけで一癖も二癖もあるゲスト達が招かれた。
この館で次々と起こる密室殺人の謎を、名探偵と医師のコンビが紐解いて行く。
登場人物が10人しかいない事もあり頭の中であれこれと推理しながら読み進める。
犯人の目星は付いていたが、そこに至るまでの神津島の企みや、決着が付いてからの新たなどんでん返しなど最後まで油断出来ない。
有名作家さんの名前や作品が幾度も登場しミステリー愛がビシバシ伝わって来た。
ミステリマニア必読の書。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。