わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

まずはこれ食べて/原田 ひ香【レビュー】

★★

「その魔女はリンゴとともにやってきた」「ポパイじゃなくてもおいしいスープ」

「石田三成が昆布茶を淹れたら」「涙のあとでラーメンを食べたものでなければ」

「目玉焼きはソースか醬油か」「筧みのりの午餐会」
6話収録の連作短編集。

大学時代の仲間で起業したベンチャー企業にやってきた家政婦・筧みのり。

独特な個性を放つ筧だが、作る料理はどれも美味しそう。

グルメ癒し系小説だと思い読み進めて行くと、徐々に雲行きが怪しくなり、後半はサスペンス小説の様相を呈して来る。

無理やりミステリーをねじこんだ感が強く読後は首を捻ってしまった。




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