★★★
タイトルに『怪談』が付いているけれど、全然怖くない27篇が収録されたエッセイ集。
むしろイラストを含め、少しシュールでキュート、時に不穏、時に笑いもあって楽しい。
私達の身の周りで起きるゾッとする出来事。
それも大げさな物ではなくて、ほんの些細なゾッ。
あるあると思いながらニマニマしながら読み進める。
冷蔵庫と収納棚の細い隙間に隠れているアレ。
名前からして不気味な死番虫の大量発生。
見つけた瞬間のゾッとする感覚が伝染する。
お気に入りは『怪しい戌の日』。
神社で行われる祈祷って真剣に挑まねばと思うほど笑ってしまうのよね。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。