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寂しくて堪らない。
2021年4月に膵臓がんと診断され、同年10月13日に逝去されるまでの日々が、文緒さんの飾らない柔らかな筆致で綴られる。
死へと向かう日記。
読み進めるのが辛かったけれど、文緒さんが紡いでくれた言葉のひとつひとつを、取りこぼさないように、噛み締めるように大切に読ませて貰った。
繰り返される「ありがとう」と「さようなら」の言葉が胸を締め付けて涙が溢れる。
文緒さん、最後まで書いて下さってありがとうございました。
あなたが今まで紡いでくれた物語は私の宝物です。
作家・山本文緒さんを私はずっと忘れません。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。