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本作は『婦人公論』に過去掲載された瀬戸内 寂聴さんのエッセイ、対談、インタビューから厳選されたものが収録。
現在97歳、年齢を重ね様々な経験をされて来た寂聴さんから紡がれる言葉はいつも軽やかで、懐の深さと優しさを感じる。
読んでいると、自分の悩みや不安がとてもちっぽけな事に思えて来て元気を貰える。
伊藤比呂美さんとの対談に笑い、小保方春子さんとの対談では、小保方さんの2年に渡る苦しみを知り報道を鵜呑みにする事の恐ろしさを感じる。
躓いたり間違えたりするのが人間。
それらを包み込む寂聴さんの言葉に勇気を貰える1冊。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。