★★★
かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が<霊魂6つが冥府へ堕つる>と予言を遺した霧久井島。
その島へ向かったのは天宮淳、大原宗作、岬春夫の幼馴染三人組。
六人が死ぬと予言された島で一人、二人と次々と人が死んでいく。
老人達ばかりが住む閉塞感に満ちた島での不審死は怨霊の仕業なのか、はたまた殺人なのかドキドキしながら読み進めると意外な真相に驚くも少し肩すかし感がある。
読みやすい文章でテンポ良く読め、ミステリーにホラーが融合されている事で不気味さが増している。
ラストのオチを読むと途中で感じた違和感の正体が明らかになる。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。