わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

シェア/真梨 幸子【レビュー】

★★

読み進むに連れイヤ汁が少しずつ身体に浸透して来るような読み心地。

物語の舞台は亡き父から相続した古い民家。

不動産屋の口車にまんまと乗せられ、想定外のリフォームで借金を負いながらシェアハウス「さくら館」を経営する事になった主人公の元に集まったのはキラキラネームの怪しい六人の女達。

何かしら事情を抱えている癖強めのアラフォー女性入居者達に加え、床下からは複数の胎児のミイラまで見つかり、もうハチャメチャ。

コロナ禍を背景に持続化給付金詐欺まで飛び出し、何が何だか物語の全貌が掴めない。

最後に明らかになる真相にポカーン。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)