★★★
タイトル通り川上弘美さんが好きな季語全96をエッセイ形式で編んだ作品。
1つの季語で2頁が割かれその季語を使用した俳句が1篇紹介されている。
毎週楽しみに観ている「プレバト」の俳句コーナー。
季語の豊富さにはいつも感嘆しているがこの作品で新たな季語を知り日本語の繊細さに惚れ惚れする。
驚いたのは夏の季語だと思っていた「西瓜」「朝顔」が秋の季語だった事。
漱石や龍之介、正岡子規、一茶などの俳句も読み応えあり。
個人的に好きな季語は、物思いに耽る妻の艶っぽさを感じる「夜長妻」
ここで一句『夜長妻 図書館本で 超多忙』才能ナシ。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。