わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

たそがれダンサーズ/桂 望実【レビュー】

★★★★

社交ダンスに出逢い、新たな目標を持つ中年世代の物語。

「ウォーターボーイズ」の中年版をイメージしていたけれど、良い意味で予想を裏切られ、この世代だからこそ伝わって来るものがあった。

運動不足解消やモテたい一心の不純な動機で入会したおじさん達が会社や他では得る事が出来なかった仲間や人生の目的を見つけ、どんどん生き生きして行く様がリアルだ。

社交ダンスの記述より、それぞれの今までの人生やこれからの生き方がメインで描かれていてジンワリ来る場面もある。

何歳になろうが、新しい物や人との出逢いで人生はいくらでも輝けるんだ。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)