★★★★★
とんでもなく恐ろしい悪意に満ち溢れた作品だった。
進学校に通う16歳の川崎朱音が学校の屋上から飛び降りた。
その自殺の真相を解明する為に行われたクラスメイトのアンケート。
ネットに流れ拡散される自殺現場の動画。
友達の自殺と言うショッキングな出来事の裏に隠された高校生達の放漫と嘘。
人間の心の奥に潜む利己主義が溢れていて苦しくなる。
教室内カースト、束縛、嫉妬、攻略、16歳だとは思えない悪がそこここにあった。
各章の最後に記載されているタイトルもクールだが、読了後ページを捲り、目に入るタイトルに付け加えられている一言も超絶クールだ。
※誤字脱字が多いのが残念。
P219最後から4行目 理央× 莉苑○、
P303、3行目 朱音がそこに× 純佳がそこに○
P320、9行目 細江さん× 高野さん○
P330 11行目 「の」の脱字
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞