★★★★
「ヤヨイ」「タカユキ」「ユリコ」「カツオ」「マスコ」「再会」
6話で構成された物語。
時代は昭和30年から平成の終わりまで。
小学校を共に過ごした5人の男女の人生模様が描かれている。
ここ数年はギスギスした作品が多かったけれど、こちらは昔の群さんの作品にあったほのぼのとした雰囲気が多分に感じられて気持ちの良い読書時間だった。
人生にはいくつもの岐路があってその度に選択を迫られ成功したり時に失敗したり、嬉しい事・悲しい事を経験しながら大人になる。
自分の小学校時代から今までの人生を共に振り返りながら読めた味わい深い作品。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。