★★★
なんとも宙ぶらりんな読後感。
256Pまではテンポの良い面白さで一気に読める。
猟奇的な犯行を繰り返す「ヒロアキ」は自殺サイト<首絞めヒロの芝居小屋>の管理人「ヒロ」と同一人物なのか、そしてその人物とカウンセラー千尋の結末はどうなるのか、凄く気になってページを捲る手が止まらない。
しかし残り50Pからは全く想像の範疇にない怒涛の展開が待っていて思考が振り回され、それまで読んで理解した部分が全て覆される。
かなり狙い過ぎた感があり、一度読んだだけでは理解出来ない。
ストレートに進んだままのラストの風景も見てみたかった。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。