★★★★
韓国人女性作家によるサイコサスペンス。
根底にあるテーマは再生だが猟奇的な展開がスリリングで常に緊張感を伴い背筋が寒くなる。
1995年6月4日、別々の場所で起きた二件の軟禁事件。
被害者は同じ小学校に通う9歳の少女、チョン・ヨヌとユシン。
無事に生還した二人だったが軟禁中の記憶を失ってしまう。
ヨヌの軟禁シーンは息苦しさを覚えサイコパスな誘拐犯に震える。
封印していた辛い記憶が蘇り、明らかになって行く真実から目が離せない。
合間に挟まれる挿絵も不気味で恐怖が倍増する。
この物語を面白いと言うと語弊はあるが十分楽しめた。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば