わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

そこに工場があるかぎり/小川 洋子【レビュー】

★★★

「細穴の奥は深い」「お菓子と秘密。その魅惑的な世界」「丘の上でボートを作る」
「手の体温を伝える」「瞬間の想像力」「身を削り奉仕する」
6篇収録の工場エッセイ。

文中から小川さんの工場愛が溢れ出していた。

私自身は工場に全く興味はなかったが、実家が自営業だったので職人愛は強い。
それもあってか工場で働く方達の物作りに対する情熱やプライド、真摯さに胸が熱くなる。

町で時々見掛ける数人の子供達を載せた箱が「サンポカー」という名称だと初めて知ったり新発見がいくつもあり楽しい。

普段使用している物達を更に大切にしたいと思えた。




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