★★★★
「口は災いの元」
不用意な発言は自分自身に災いを招く。
まさにこの物語の主人公・ジョアンナに起きた悲劇の事だ。
発端は息子が通う小学校の校門前で聞いた噂話。
「10歳の時に5歳の男児を殺した女が、名前を変えてこの街に住んでいる」
この噂話を読書会で口にしたばかりにジョアンナの運命の歯車が狂いだす。
Twitterへの脅迫コメント、街中での暴力行為、どの住人も怪しく思え、どんどん疑心暗鬼になっていくジョアンナ。
殺人者を推理しながら読み進めて行くと、待ち受けていた予想だにしない真実に驚愕する。
ラスト一行の衝撃も半端ない。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞