★★★★
「口は災いの元」
不用意な発言は自分自身に災いを招く。
まさにこの物語の主人公・ジョアンナに起きた悲劇の事だ。
発端は息子が通う小学校の校門前で聞いた噂話。
「10歳の時に5歳の男児を殺した女が、名前を変えてこの街に住んでいる」
この噂話を読書会で口にしたばかりにジョアンナの運命の歯車が狂いだす。
Twitterへの脅迫コメント、街中での暴力行為、どの住人も怪しく思え、どんどん疑心暗鬼になっていくジョアンナ。
殺人者を推理しながら読み進めて行くと、待ち受けていた予想だにしない真実に驚愕する。
ラスト一行の衝撃も半端ない。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。