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県民には買うものがある/笹井 都和古【レビュー】

★★★★

「県民には買うものがある」「ポニー、虹をごらん」「シー・イズ・メイ」「CV:ユキハライッサ」「続きはオフラインで」
R-18文学賞、友近賞受賞作を含んだ5話収録。

表題作は滋賀の片田舎に住む、いわゆる「県民」の女子高生が主人公。

地方都市で生活する者の絶望と、SNSを介しての希望がリアルな心情と共に描かれている。

他、現実の世界で不器用にしか生きられない人達がSNSの仮想空間の中で自己表現をし、なりたい自分になり、悩みながら必死に生きている姿に共感する。

イタくてバカでどうしようもないけど、リアルな人達がそこにいた。




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コメント一覧

  • Comments ( 2 )
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  1. タイトルが面白いね。
    普段、昼休みの20分くらいしか読書時間がないから、買った本の進みもなかなかだけど
    本屋さんに行ったら、チェックしてみるね~

    • マカプウさん、コメントありがとう♡
      「女による女のためのR-18文学賞」からの作品ですが
      毎回良い作品が発掘されるので注目しているんですよね。
      こちらは読みやすいし、心に刺さる言葉もあって良かったです。
      ぜひチェックしてみてくださいね(*^^*)♬*゜

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