わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

怖い客/矢樹 純【レビュー】

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

怖い客 (PHP文芸文庫) [ 矢樹 純 ]
価格:979円(税込、送料無料) (2026/8/13時点)

★★★★

5話収録の短編集。

雪下まゆさんが描く表紙から既に不穏な気配が漂う。

令和の今、〇〇ハラが増えすぎて把握しきれないほどだが、最近とくに耳にするのがカスタマーハラスメント=カスハラ。

第一話では、毎回“一点だけ”お菓子を買っていく女性客が登場する。
その行動は不可解で不気味、けれど物語は思いも寄らぬ地点へと着地する。

5つの物語はどれも意外性を秘めているが、最も強烈な印象を残したのは最終話。

イヤミスのような展開が続き、結末もまた容赦なくイヤミス。

もはや「客」という枠を超えて、人としての嫌悪がじわりと残る読後感がある。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)