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★★★★
井上作品から真っ先に思い浮かぶのは不穏の文字。
本作で描かれるのは、推しのアクリルスタンドをあらゆる場所へ持ち歩き、撮影する〈推し活〉に没頭する女性。
一見するとポップで軽やかな物語のようだが、根底にはそこはかとない不穏な空気が流れていた。
30代前半で結婚し妊活を始めた矢先に夫の無精子症が発覚する。
子どもを持てない孤独を埋めるように推し活へ傾斜していく姿は、次第に常軌を逸していく。
だが、彼女の行動に疑問を抱いていた夫までもが、やがて奇妙な変化を見せ始める。
推し活を通して現代人の孤独と幸せの形を考えさせられた。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆☆☆☆☆受賞歴☆☆☆☆☆
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