★★★
主人公は中学受験を控えた六年生の陽菜子。
お父さんが単身赴任中で家の事も色々手伝っている。
でも兄は忙しいを理由に家事はしなくて良い。
陽菜子の悶々とする気持ちがストレートで解りやすい。
そしてある手帳がきっかけで現れた謎の女の子スージー。
ファンタジー要素を醸し出しながらも家族間の中で生まれる仕事や家事に対して問題提議している。
子供の頃、大人になったら人は一人前だと思っていた。
いざ自分が大人になると不完全な事に気付く。
手帳の中に書かれていた言葉が深い。
小学校高学年向けの児童書だけど子育てに悩むお母さんにもオススメ。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。