★★★
「スマホを落としただけなのに」シリーズ第3弾。
OLの粟野有希が公園に落ちていたスマホを拾う所から物語は始まる。
落とし主は20代後半、好青年風の瀧島慎一。
無事にスマホを返したのだが、それを機に有希の周りでは不可解な出来事が起こり始める。
序盤は登場人物を身近に感じ面白く読めていたが、東京オリンピック開会式に向けてのサイバーテロ、韓国でのスパイ行為、1作目に登場したサイコパス・浦井の麻美への病的な執着など様々な要素が入り乱れ徐々にスケールアップし脳内が混乱して行った。
今後はスマホを落とすのも拾うのも怖くなる。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞