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ここはこどものいない国/武田 綾乃【レビュー】

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ここはこどものいない国 [ 武田 綾乃 ]
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★★★

舞台は2226年、200年後の東京。

三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)が制御可能となりペットベイビー(PB)と呼ばれる愛玩赤ちゃんが工場で量産される世界が描かれる。

読み進めるほどに、背筋の奥が冷えていくような感覚に襲われた。

令和の今でさえ、ネットの普及によって便利さと引き換えに何かを失っている気がするのに、この無機質な未来世界には思わずゾッとしてしまう。

手がかからず、従順で、都合よく作られた赤ちゃんを育てる姿は、大人のエゴにしか見えない。

欲望や感情に揺れながら生きることこそ人間らしさの根幹なのだと強く感じた。




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