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すみせごの贄/澤村 伊智【レビュー】

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すみせごの贄(7) (角川ホラー文庫) [ 澤村伊智 ]
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★★★

比嘉姉妹シリーズ短編集第3弾。

「たなわれしょうき」
「戸栗魅姫の仕事」
「火曜夕方の客」
「くろがねのわざ」
「とこよだけ」
「すみせごの贄」
6話収録。

タイトルから不穏だが内容はその想像を軽く超えてくる。

四本の手を持つ鍾馗。
毎週火曜に現れ、一口だけ食べたカレーを持ち帰る女性。
正体の知れない“すみせご”。

どの物語も説明のつかない気配が滲み、読みながら世界が歪んでいく。

恐怖が折り重なり気づけば澤村ワールドに呑み込まれていた。

怪異の奥には人の欲や怨念、切なさが潜む。
先の読めない展開に翻弄され、本を閉じたあとも余韻が残る。




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