★★★★
「彼の名は」
「有情無情」
「わたしが告発する!」
「君は認知障害で」
「死にゆく母にできること」
「無実が二人を分かつまで」
「彼女の煙が晴れるとき」
「花火大会」
8話収録。
それぞれの作品に令和の時代の生き辛さや多様性が反映されている。
一話から強烈。
独自の価値観で突っ走る母親を持ったばかりに起きた悲劇。
これは笑えない。
二話も悲劇だが、善意で取った行動が誤解を生み、まさかの顛末を迎える。
同情を禁じ得ない。
四話のオチにホッとしたのも束の間、その後も不穏でゾクゾクが止まらない。
どこへ転がるか想像出来ない意外性に満ちた一冊。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば