★★★
人生山あり谷あり。
良い事もあれば悪い事もある。
迷惑を掛けたり掛けられたり、落ち込んだり這い上がったり。
そんな自分や周りの人達に『よくがんばりました』と声を掛けたくなる一冊。
主人公は中学校の社会科教師・石橋嘉人。
愛媛県警からの突然の電話で、長年音信不通だった父の死を告げられる。
故郷に良い思い出がない嘉人だったが、西条祭りが行われる10月、38年ぶりに愛媛を訪れる。
父と関わった人達から伝え聞く父の別の一面。
豪快なだんじり祭りと人生の刹那が重なりどこか物哀しい。
父が息子に残した法被と一冊の本に親子の絆を感じた。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞