★★★★★
沁みた。
息苦しい毎日を過ごしている今この本に出逢えた事に感謝。
北の大津波で家族を喪い17歳になった沖晴は震災で「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐れ」の感情を失ってしまう。
フィクションとはいえ実際の災害がモチーフとなっている事で沖晴の心の奥底にある悲しみが胸に迫り「花は咲く」のメロディが脳内でリピートされていた。
余命僅かの音楽教師・京香との出会い。
その必然とも思える出逢いによって変化して行く沖晴を応援し続けた。
物語終盤は涙が止まらない。
自分の人生に関わった人達の顔を思い浮かべながら、ちゃんと生きていこうと思える。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば